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2017年12月18日

タブーのテーマから見える文化の違い



ドイツで少し安心したこと。ここ1年に渡って更年期障害を患っている私は日本では誰に話しても笑い飛ばされ、話題を変えられ、自分一人の悩み事かと心細くなっていたが、ドイツの本屋には割と小さな本屋でも更年期についての本のコーナーがあったし誰もがあけっぴろげにそれについて話してくれた。日本の書店にはそれについての本がなかったし、自分の症状を話すともしかしたら癌かも、もっと深刻な病気かも、と思い始めて怖くなっていた。書店に行くと婦人科に関する本はあるにはあるけどテーマは生理不順とか不妊についてばかり。亡き母に更年期について聞いた時も笑われて気のせいだと言われた。不妊をテーマとするメルマガを書いている医者友達にモニターになってくれと頼まれたが、なってもいいけど不妊だけじゃなくて閉経についてもぜひ教えてくれ、と頼んだが無視されたのでモニターをやめた。日本は高齢化社会だというのにニーズがないのだろうか。ドイツ人の同年代の女性は十人に聞けば十人がそれぞれの体験談と対策法について真剣に語った。店員や銀行員までが雑談がてらに非常に詳しく話してくれる。日本では誰ともこの話ができなかったよと私が言うと、彼女らは首を傾げてそれはおかしい、それは絶対にありえないと言う。私は今年の夏に母を偲ぶ会(公の葬式)のスピーチするときも、私が私の誕生日に更年期障害が酷くて寝込んだ時に「気のせいだ」と笑い飛ばしてその1ヶ月後に先立った母について語ったが、それを聞いた日本の知人や身内たちに「よくも自分の親の葬式で自分の更年期なんかについて話せるね、あんなの聞いた事ない!」と笑われ、呆れられたほどだ。そのことを話すとドイツの女性たちはますます不思議がって「日本人は自分の身体の症状に鈍感なの?日本人は会議やパーティーで座りながら眠っているとうわさされるけど、日本人は働きすぎて自分の症状に気付かずに眠ったり永眠するの?」と、逆に私の方が質問攻めになった。確かに鈍感なのだ、昔女性の演奏家と仕事した時、彼女はズボンが真っ赤になっていた。染めたのかと聞くと、生理なのだと言う。私のライブ中、いきなり気絶してひっくりかえった女性客がいた。急いで前の旦那(米軍人)が彼女を抱きかかえ、応急手当したところ、その彼女も生理であることがわかった。血に関して非常に鈍感なのかと思いきや、涙にも鈍感なもので、多くの女性は人前で涙を流すが、なぜ泣くのかと聞くと「自分でもわからない」、悲しいのかと聞くと「悲しいわけではない」。体内から出る液体を語るのが苦手なのかと思いきや、汗だけは日本では美化されている。汗こそ汚いはずだが、汗は努力や苦労や我慢の象徴に思われる。アーティストの汗、職人の汗、スポーツ選手の汗、営業マンの汗(笑)、みんなで頑張るみんなの汗...結果より過程を重視する、というのが日本人の精神なのかもしれない。汗を流すという表現は日本で良い意味合いをもつが、これを英語やドイツ語に訳すと「ストレスを感じる」「焦る」「苛立つ」という意味になってしまう。私は汗っかきだが、おでこがテカる。それを見て外国人は「あなたは汗をかいているけど大丈夫ですか?」と心配してくれる。心配されるのが嫌なので、最近では自分から「私、汗っかきなので気にしないでください」と前もって断る。おかげでアメリカ黒人のミュージシャン仲間の間では「シャイニーフォーヘッド(ピカピカなおでこ)」というあだ名がついた。更年期の私はおでこだけでなく全身が火照る。それを「アイム・バーニング」と言う。まさしく「私はもえている」。笑

そんな日本も寒気が訪れみんながゴホゴホ咳している。人様はマスクをしてこれまた開けっぴろげに鼻をジュルジュルやりながら「俺、風邪気味なんで」と言うけど、やはり更年期の話は誰もしたがらない。きっとタブー化されているからだろう。風邪の方がずっと悪質で、ウィルスは移すし鼻水やタンは不潔なのにね。

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ラベル:女性
posted by Foomy at 18:15| 東京 ☀| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする