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2016年11月05日

好きな芸能人ランキング

私はもともとテレビなしで育った人間です。というのも、シュタイナー学校ではテレビ禁止で、全然見せてもらえなかったどころか家にテレビが置いてなかったからです。学校を卒業してやっと自由になって自分のお金でテレビを買いましたが、全然面白くなく、見るときは自分がテレビに映っているときだけでした。ボーイフレンドやルームメイトはサッカーなんかをテレビで見てましたが、その間に私は本を読んだり楽器練習したりしてましたから、ドイツではテレビとは無縁でした。

なのに、日本やアメリカにいるとよくテレビを見ます。どれぐらいテレビ好きかと言うと、再婚する前は寝室にテレビが置いてあって、目覚めるとまずリモコンを押してワイドショーを見て、なかなか起き上がれないという...再婚したての頃、夫はMIでベースを教えていました。ひどい話、彼が起きると同時に私も目を覚まし、テレビを見る。昼過ぎ夫が戻ってくると私は同じ状態でテレビを見ている...このまま寝たきり老人で終わるんじゃないかと旦那に言われ、テレビを娘の寝室に置くことにしました。最近は寝室にはテレビを置くのをやめて、食卓の方に一台おきました。なので、朝起きると真っ先に食卓まで行ってテレビを見ながらチベット体操をする。オープンキッチンなので、家事、掃除、洗濯しながらもテレビを見ることができます。そんなわけで外出先から家に戻ると真っ先に食卓へ行ってテレビをON...しかしこれは日本の家にいるときのみであって、ミュンヘンの家へ戻ると全くテレビをつける...という気になれません。不思議ですね。

ドイツのテレビは地味で、真面目くさっていて、夢がなくて、見ても白けるだけです。ですからミュンヘンの家では、窓を開けてストリートウォッチングしたり、外のカフェでピープルウォッチングしたり、イギリス庭園を散歩する方がはるかに面白いのです。しかし海外から日本の家へ帰ってくるとたまらなくテレビが見たくなる。そしてテレビを見ると「帰った!帰った!」「懐かしい!」と言っちゃうんですよね。なぜならば、ドイツのテレビは、基本的に真面目すぎて面白くないのに対して、日本ではテレビを通して不思議な現実逃避ができるからです!もしかしてドイツのテレビは私にはわかりすぎて、それがつまらないのかもしれません。それに対して日本のテレビは、日本人同士の会話のように、シュールで矛盾に満ち溢れていて不思議な国のアリスの次元になれるのです。我々は、無意識的に、メディアの映像を通じて国民性を学んでいるのだ、という気がします。

ヨーロッパで一番テレビが面白い国は、やはりイギリスです。最初に気づいたのは、大学時代...ケンブリッジ留学から帰ってきた友達が「イギリスの現代社会と文化を内側から知りたければイギリスのテレビを見るといいよ」と言ったんですね。コメディーやクイズショー、ワイドショーが本当に充実していて、普通にロジャー・テイラーやスージー・クワトロのようなミュージシャンがクイズ番組に出てたりして、ドイツと違ってコマーシャルなんかも、ものすごく凝っていて、面白い。これはアメリカに関しても言えることで、アメリカの滞在中の半分ぐらいはテレビを見て過ごしたと言っても大げさではありません。昔ニューヨークのクイーンズで夏を過ごしたのですが、外の猛暑が耐えられず、丸一日友達のアパートに引きこもってテレビを見ていました。レターマンショーでウィルリーが出るわレイトナイトショーでマーカスミラーが出るわのオンパレードで、目を話すことができず、トイレに行くのも我慢するほど噛り付いていました。友達には「せっかくなんだから外に出て世の中を見るのも...」と誘われましたが、「テレビこそ世の中なのよ」と返しました。テレビを見るとアメリカ人がなぜここまでして真っ白な歯を保つことに命をかけるのかがよくわかるように、日本人がなぜこんなに意味なくよく頷いたり笑ったりするのかがわかります。

鈍臭いドイツ、皮肉のイギリス、偽りのアメリカ、嘘笑いの日本...テレビ文化こそが、その国の大衆の心を反映しているのであり、大衆こそが国民性の全てと言ってもいいのではないでしょうか。

最後になりますが、今現在の私の好きな国内テレビ・タレントのランキングです:

1、志村けん
2、柄本明
3、ナイツ
4、タカトシ
5、綾小路 きみまろ
6、林家 木久扇
7、タモリ
8、明石家さんま
9、加藤茶
10、桃井かおり
11、野際陽子

発行元 ブックエンドスタジオ 
公式サイト
http://foomykoyasu.com/
ブログ『文の主観』
http://foomy1.seesaa.net/
南ドイツ・バイエルン料理を教えてます
http://tadaku.com/

posted by Foomy at 00:38| 東京 ☀| 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする