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2012年01月28日

日本人のわかってない英語のselfishの意味

「あいつは自己中だ」「勝手な奴だ」...
日本人は子供の時から、他人をこうして悪く行って来た。確かに良いことではない。これを独語だとEgoist, 英語だと「egotist」と呼ぶ。
己が強い("He has a big ego")などとも言うし、自己中心的=self-centeredとも呼ぶ。しかしselfishはどうなるか。これを辞書で引いてもシックリ来ない。日本語には悪い意味での自己中心的な表現はたくさんあるが、良い意味での表現がない。自分の事から自分の身の回りへの管理が行き届いているさまをselfishと呼ぶ場合がある。This weekend, I need to be selfishとは、今週末は自分の事を色々やりたい、という言い方であろう。この場合、日本人はスミマセンを付け加えるが、もしもSorry, I need to...と言ったら欧米人は「What are you sorry for?」と驚くだろう。自分の事が出来るからこそ、つき合う価値があるわけで。自分の事をやる、すなわちselfishであることで相手に悪いことしたと思うのは日本人ぐらいではなかろうか。

自分を犠牲にして人の為にばかり生きると内側に貸しが残るんです。「これだけやったんだから」というものが残って、見返りを求めるのだと思います。賞賛を得るために頑張ったり、相手に対する要求が無意識の中でエスカレートして、逆恨みしたり、凹んだりもします。本当に人の為になる事をしたいなら、自分自身がハッピーになることです。それが心構えだろうと行動だろうとどっちでもいい。自分を大切にできない人に、犠牲の意味がわかるものか。自分の為に生きる事は他人をおいてきぼりにする事ではありません。自分を大切に出来ない人に、他人を大事にする権利なんてない。

なので、selfishの一番最適な訳は、「自己中心」ではなくて「自分中心」であり、自分に対して優しい、という意味です。それに対してegotisticあるいはselfcenteredというのは自己中心的であり、自分に対して甘い、という意味。この違い、わかるかな?自分に優しく出来ない人が、どうやって他人に優しくできるのかね?よく、「フミは他人に優しいんだよ!」というコメントを下さる人がいます。そう書いている人はきっと優しいと甘いの違いを間違えているのだと思う。私は自分に対して優しいから、普通に接しているんです。その「普通」が、嫉妬深い人の目から「他人に甘い」ように見え、屈折した言い方に変えると「他人に優しい」になるんです。こういう人は、対外、自分の事をあまり良く思ってないのだと思うんです。「俺は意地悪な人間だから」、「アタシは案外と冷たいから」と、言わば得意気な口調で言うんです。私はそれに対して太々しく「知ってる」としか答えざるを得ない。とにかくみんな、他人に対してどんな人間でありたいかを考える前に、自分が自分に対してどんなであるかを考えてみなよ。反省という意味じゃなくて客観的に。それができなくてどうやってラブできる?え?そう、そこの君たち。


私のアメリカ人やドイツ人の友達は、私が忙しくしていると喜んでくれ、私が暇していると「大丈夫?」と心配してくれ、私が怒っていると放っといてくれ、私に運気が来ると心から祝福してくれる。たとえ私が彼らと会ったり話したりできなくても、お互いに悪がったりいっさいしない。ある友人が突然、会いたくなって電話してきた。「今何している?」と聞かれて、「子供達とプールへ行ってちょうどその帰り道にアイスクリーム屋があったから寄り道しているの」などと答えると、「素晴らしい」と言うから、「何が?」と聞くと、「君たちがセルフケアをしているのだから」と言った。我々は自分を優先に動くことでたとえ互い一緒に過ごせる時間を犠牲にしてしまったとしても、ここで、謝ったり恨んだりする必要はないのだ。自分の事で一生懸命な奴は他人にベタベタしないので、気楽なだけでなく、いざとなると頼もしい。セルフィッシュな人こそが末永い友情を保つことができるのです。

posted by Foomy at 14:35| 東京 ☀| 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする